未定

心動かされたら現れます。世の中には好きと嫌いとどうでもいいものしかありません。私は、好きしか書きません。

" jive turkey"

今、ものすごく清々しい気持ちで書いています


つまり、幸せなのです


音楽に支配される人生って、なんて贅沢で、格好良くて、難しくて


なんて最高なんだろう。久々の感覚です。


-2020年。1年という長い時間をかけて、ゆっくりとぼやけていった私の中の「音楽」というものの輪郭と


誰かが言い出した『音楽を止めるな』という言葉から始まってしまった心の腐敗


音を止めまいと立ち向かったその先に何がある?


壮絶なバッシング、負債、疎外


希望を見出して、潰されて、その繰り返し


誰かの心を動かすものだったはずの音楽が


誰を傷つける道具として使われる現実


その景色に私の心が耐えられなかったから


これ以上何も感じとることがないように、感性に蓋をし続けた1年。


気づいたら、何を観ても、何を聴いても、何をしても、『感動』できない人間になってました。


もう巻き戻せない。無理だとわかっていても、できることならこの1年を無かったことにしたい、できないなら早く終わって欲しい…。


そんなことばかり考えていた私をみかねた

2020年最後、神様からのプレゼントが


the HIATUS jive turkey tour vol.5 ー

at Blue Note Tokyo


そんな風に考えてみたらなんだか素敵だな、とか言ってみる…。


だって、細美さんと一葉さんが言ってたんですよね。


ここにいる人たちって、ライブってのが人生の重要度の高いところにあるってことだよね、って。


かっこいいよ、って。


そう、いつの間にか忘れてたけど、本当にその通りで。


この言葉たちと、それを受けとった会場全員の一際大きい拍手が、私の視界をずっと覆い続けていた霧を一瞬にして消してくれました。


きっと私は、私を肯定されたかったんだな。


再興のための企画を何度も立ち上げたのに実現できなかったことも


周りが手を組んで進めているプロジェクトを

ただ外から眺めるしかなかったことも


自分を信じられなくなったことも


腐ったと思っていた感性も


無駄だと思っていたこの1年も


全部、全部。


2020年に気づけてよかったー!


今日、あの空間にいることを選んだ自分を


思いっきり肯定したい。


「今のお前、何にも間違ってねぇよ!」って。


そして次は、私と同じようにどこかで腐りかけている誰かを肯定したい。


あなたの好きも嫌いも、今持っている感情も

全部意味があるよ


だから大丈夫!って。


ライブってそれができる場所だったの、忘れてたな。


ぼやけていた輪郭が、ぼやける前よりはっきりとした形を持って


今、私の目の前に転がっています。


気づかせてくれてありがとう。


2021年、早くもいい1年にできそうな予感がしています。


よいお年を!