献身
「人を愛することを知らないまま生きていたら
罪を犯すこともなかったのかもしれない。
あいつは、それほどまで深く
人を愛することができたんだ。」
私の好きな邦画の印象的なワンシーン。
"何かを深く愛することができる"
という人間が幸せだと理解こそすれ、
その幸せは、
愛する対象を持った本人だけが知り得る物であり
絶対的に、他者が測り得るものではない、
というのは心に留めておきたいと常々思う。
幸せは、自分の中で大切に育てるのだ。
他者にその判断を委ねるなんて、
幸せというのはそんな瑣末で乱暴な扱いをしていいものじゃあない、なんて考えてしまいます。